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【マレーシア】外国人内定者向け日本語合宿、マレーシアで[サービス](2020/04/08)

外国人学生の日本企業への就職を支援するASIA to JAPAN(アジア・トゥ・ジャパン、東京都中央区)は7日、日本企業への就業が内定した外国人向けの日本語合宿をマレーシアで開始したと発表した。日本語力の向上と共に日本で生活する際のギャップをなくし、就職後すぐに活躍できるよう支援する。

日本語合宿は、2月(4月入社の内定者向け)と8月(10月入社の内定者向け)の1カ月間、ジョホール州のマレーシア工科大学(UTM)で開催する。費用は1人48万円で、定員は毎回15人程度を予定する。費用は内定先企業の負担となる。アジア・トゥ・ジャパンの三瓶雅人社長によると、開催地はマレーシアだが、マレーシア以外からも学生の参加を募っていく。

日本語合宿の講義は、UTMで日本語を教えているマレーシア人講師が担当する。講師は筑波大学への留学経験があり、日本のビジネスマナーや生活習慣にも通じている。合宿期間中は、自己紹介や顧客へのあいさつ、電話対応、生活上の表現など毎日5~6時間の授業とテストを実施。1週間ごとに日本語で学習状況に関するリポートを作成させ、内定先企業にも送付することで、「報連相」やビジネスメールの練習も兼ねる。

今年2月にトライアルで行った合宿には、マレーシア人学生3人が参加。座学のほか日本人留学生とも交流し、より実践的な日本語会話の機会を設けた。参加者は合宿終了後に日本に渡航し、4月から日本企業に勤めている。

アジア・トゥ・ジャパンは、アジアの9カ国1地域の主要39大学と提携。うち18大学の現地キャンパスで理系学生向けに日本語授業を提供するほか、日本に学生を毎月招待し、成功報酬型の企業面接会を実施している。通常は対面での面接だが、新型コロナウイルス対策で4月は21~22日にオンラインでの実施を予定している。

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