【韓国】韓国の成長率、S&Pがマイナス0.6%予想[経済](2020/03/25)
米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは23日、新型コロナウイルス感染症の影響で、韓国の2020年の経済成長率がマイナス0.6%に落ち込むと予想した。1.6%だった従来の見通しを2週間前に1.1%に引き下げたばかりだが、さらにマイナス成長へと下方修正した。
米国と欧州で感染が急拡大しており、S&Pは「米欧向け輸出の割合が比較的高い韓国もさらなる需要減が避けられない」と指摘した。
別の格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは韓国の今年の成長率を1.4%、フィッチ・レーティングスは0.8%と予想しているが、近く両社とも下方修正するとの見方が強い。
韓国はこれまで、第2次オイルショックのピークだった1980年(マイナス1.6%)とアジア通貨危機直後の98年(マイナス5.1%)にマイナス成長を記録している。
一方、S&Pは日本の今年の成長率が1.2%のマイナスになると予想した。