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【カンボジア】航空会社約40社が減便、新型肺炎の影響[運輸](2020/03/03)

世界的な新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大の影響を受け、カンボジアの航空業界が打撃を受けている。民間航空局(SSCA)によると、利用者が激減しているため、同国に就航する航空会社約40社が減便している。クメール・タイムズ(電子版)が2日伝えた。

新興航空会社カンボジア・エアウェイズの広報責任者は1日、新型肺炎の影響により、アジアを対象とした運航便を通常から40%減少したと明らかにした。従業員の一部には自宅待機の措置を取っているという。

SSCAの報道官によると、新型肺炎の発生後にカンボジアを訪れた旅行者の数は、前年同期比52%減少。中国人旅行者は82%減と大きく低迷した。今月も旅行者数の減少が続く見通しだ。

カンボジア旅行代理店協会(CATA)のチャイ・シブリン会長は、国内の観光業への打撃を懸念。国内のホテルの一部は廃業や従業員の解雇を余儀なくされていると話した。政府に対しては、ホテル業界の電気代削減や、観光業と同じく苦境に立たされている飲食業界への支援を呼び掛けた。

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