【マレーシア】国営石油ペトロナス、19年通期は27%減益[資源](2020/02/27)

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19年12月期決算を発表したペトロナスのワン・ズルキフリ社長(中央)ら=26日、クアラルンプール(NNA撮影)

19年12月期決算を発表したペトロナスのワン・ズルキフリ社長(中央)ら=26日、クアラルンプール(NNA撮影)

マレーシアの国営石油ペトロナスが26日発表した2019年12月期決算は、売上高が前期比4.3%減の2,402億6,300万リンギ(約6兆2,880億円)、純利益が26.8%減の404億7,200万リンギだった。コモディティー価格とマージンの低迷が響いた。政府への配当金は240億リンギで、19年に300億リンギだった特別配当はなし。

通貨リンギの対米ドル相場の低下を受け、石油製品と液化天然ガス(LNG)を中心に販売量は増えたものの、価格低迷で売り上げは減少した。

上流部門の国内外の持ち分生産量は前期比1.9%増の日量240万6,000石油換算バレル(BOE)。LNGの生産量は5.0%増の2,810万トン、販売量は5.9%増の3,060万トンだった。下流部門の販売量は、石油製品が2%増の2億5,880万バレル、原油が6%減の1億3,370万バレル、石油化学製品が横ばいの840万トンだった。

19年第4四半期(10~12月)は、売上高が前年同期比8.4%減の640億3,600万リンギ、純利益が71.3%減の41億1,000万リンギだった。

ペトロナスのワン・ズルキフリ・ワン・アリフィン社長兼グループ最高経営責任者(CEO)は会見で、地政学上の不安定さや保護貿易主義の台頭で、昨年は厳しい事業環境だったと説明。今年については、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大で先行きが見えない上、過剰供給市場で予想以上に需要が弱いと指摘し、厳しい環境が続くとの見通しを示した。

ペトロナスは、今年の設備投資額を前年並みの478億リンギと計画。中国でのLNG需要低迷などを受け、19年は全体の52%を占めた国内向けを10%増やし280億リンギに引き上げる方針だ。

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