【韓国】ポスコとOCIが合弁、過酸化水素を生産[化学](2020/02/25)
韓国鉄鋼大手ポスコグループ傘下のポスコケミカルと化学大手のOCIは23日、半導体洗浄などに使う高純度の過酸化水素を生産する合弁会社を設立すると発表した。
ポスコケミカルとOCIが新会社にそれぞれ、51%、49%出資する。新工場はOCIの光陽工場(全羅南道)の敷地内に建設する。年産規模は5万トンで、2022年の商業生産を目指す。
新会社には、ポスコケミカルが、鉄鋼大手ポスコの光陽製鉄所のコークス炉から副産物として発生するガスを原料として供給する。1979年に過酸化水素の商業生産を開始したOCIの生産技術と販売網を活用する。
まずは売上高500億ウォン(約46億2,000万円)を目指す。サムスン電子やSKハイニックスといった韓国の半導体大手メーカーの生産設備拡大に伴い、高純度過酸化水素は今後さらなる需要増が見込まれている。