【中国】新型肺炎の重症率、湖北以外では7.2%に低下[社会](2020/02/17)
中国国家衛生健康委員会は16日に開いた新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大防止に向けた取り組みを説明する会見で、感染者に占める重症者の比率が低下していると明らかにした。感染の中心地である湖北省を除外した場合、「重症率」はピークだった1月27日の15.9%から、2月15日には7.2%に改善している。
湖北省武漢市の重症率は1月28日の32.4%から2月15日に21.6%に、同省のその他の市では1月27日の18.4%から2月15日に11.1%に下がっている。
同委の米鋒報道官は、医療体制の強化を中心とした全国各地での防疫対応が効果を上げていると説明した。同委疾病予防制御局の周宇輝副局長は国内で取られているその他の防疫対応として、感染多発地域から戻った人への追跡調査、野生動物の捕獲や取引の取り締まり、交通機関での検温や消毒、文化活動の制限などを挙げた。