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【マレーシア】韓国OCI、マレーシアで多結晶シリコン増産[化学](2020/02/13)

韓国の化学大手OCIは11日、太陽電池セルの材料となる多結晶シリコンの韓国国内での生産から撤退し、マレーシア工場で増産すると発表した。韓国紙・毎日経済新聞系のニュースサイト、パルスが伝えた。

OCIは、中国製の太陽電池向け多結晶シリコンによる安値攻勢で採算性が悪化。韓国・全羅北道群山市の3工場(年産能力は計5万2,000トン)での太陽電池向け多結晶シリコン生産を終了することを決めた。うち2工場は今月20日で稼働を終了。残る1工場は4月末に操業を停止し、半導体用シリコンウエハー向けの多結晶シリコン生産へと切り替える。

韓国での太陽電池向け多結晶シリコン生産終了に伴い、マレーシア・サラワク州の工場(年産能力2万7,000トン)での生産を拡大する。OCIのキム・テクジュン社長は「マレーシア工場では、コストを最大25%削減し、生産量を10%増やすことが目標だ」と説明した。

OCIは2019年12月期決算で、純損益が8,093億ウォン(約754億円)の赤字に転落していた。

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