【インド】自動車用アンテナのヨコオ、地場と合弁設立[車両](2020/02/12)
自動車用アンテナ大手のヨコオ(東京都北区)は10日、インドの自動車部品メーカー、ルマックス・オート・テクノロジーズと合弁会社設立の契約を締結したと発表した。折半出資で、北部グルガオンに自動車用アンテナの製造・販売会社を設立する。合弁の設立時期は3月まで、工場での量産開始は来年11月頃をそれぞれ予定する。ヨコオにとってインド初進出となる。
新会社の社名はルマックス・ヨコオ・テクノロジーズとなる。首都ニューデリーで7日、契約締結の調印式を行った。資本金は約2億円。ルマックスの持つ広範な販売ネットワークや車部品の製造ノウハウなどが、合弁設立の決め手になった。担当者はNNAに対し、「まずは当社の主力製品であるシャークフィンアンテナの製造と販売に取り組む。市場の需要に応じ、先進運転支援システム(ADAS)向け製品などの開発も検討していく」とコメントした。工場建設にかかる投資額や年産能力は、現時点では未定。