【タイ】ボルボ、タイで1年半以内にEVを投入へ[車両](2020/02/03)
タイでスウェーデンのボルボ車を販売するボルボ・カー(タイランド)のクリス・ウェールズ社長は1月31日、向こう1年半以内に電気自動車(EV)をタイで発売する計画を明らかにした。
東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国の自由貿易協定(FTA)によって関税が免除されることから、EVは中国から輸入してタイで販売する考え。それ以外の詳細は明らかにしなかった。
タイにおける2019年のボルボ車の販売台数は前年比63%増の2,101台だった。若年層に支えられ、スポーツセダンの「XC40」が50%を占め、「XC60」が続いた。20年の販売台数は、経済や政治的な要因を考慮し、前年並みと予測している。
また31日にプラグインハイブリッド車(PHV)のスポーツセダン「S60」を発売。販売価格は219万~259万バーツ(約760万~900万円)。価格や搭載機能で「BMW3」シリーズ、ホンダの「アコード」の対抗車種として位置付けている。高級セダンを購入したいが、ボルボの「S90」には手が届かない層がターゲットになると見込んでいる。