【ミャンマー】平和祈り、ヤンゴン日本人墓地で献茶[社会](2020/01/24)
第2次大戦のビルマ戦線で戦死した日本人らを悼み、茶道裏千家淡交会南紀支部の関宗重幹事長らが23日、ミャンマー最大都市ヤンゴンにある日本人墓地で献茶を行った。
大戦中、日本人約13万7,000人が死亡したとされるミャンマーには、犠牲者の冥福を祈る日本人の来訪が相次ぐ。関氏は「今の平和な生活は、悲しい歴史の礎にある。(この地に)眠る方々に感謝の祈りを捧げたい」と話し、抹茶をたてて祭壇と鎮魂碑に捧げた。祭壇には池坊師範により菊の花が生けられ、平和を祈る折り鶴も置かれた。
一行は同日夕、日本文化を広めるためにミャンマー、日本両国の有志が催したヤンゴン川での船上茶会にも協力。在ミャンマーの各国大使夫人ら約40人に茶を振る舞った。