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【中国】19年の乗用車販売、トップは一汽大衆[車両](2020/01/16)

中国自動車工業協会が15日発表した2019年のメーカー別乗用車販売ランキングによると、1位はドイツのフォルクスワーゲン(VW)系の一汽大衆汽車で、販売台数は204万6,000台だった。同じくVW系の上汽大衆汽車が2位となり、両社の順位は18年から逆転した。

3位は米ゼネラル・モーターズ(GM)系の上汽通用汽車。民族系の浙江吉利控股集団が4位に入った。

日系では日産自動車系の東風汽車有限公司(DFL)が5位、ホンダ系の東風本田汽車(東風ホンダ)と広汽本田汽車(広汽ホンダ)がそれぞれ9位、10位にランクインした。

上位10社の合計販売台数は1,282万5,000台で、中国における乗用車販売全体の59.8%を占めた。

商用車販売ランキングでは、東風汽車集団有限公司の57万1,000台が首位。上位10社の合計販売台数は321万2,000台で、商用車販売全体の74.3%を占めた。

輸出台数が最も多かったメーカーは上海汽車。上位10社の合計は86万7,000台となり、輸出全体の84.6%を占めた。

■車種別はラビダが5連覇

19年のセダン車種別販売ランキングでは、VW系の上汽大衆汽車が生産する「ラビダ(朗逸)」が53万3,000台で1位となった。15年から5年連続でトップを守った。

2位は日産自動車系の東風日産乗用車「シルフィ(軒逸)」。このほか、3位にトヨタ自動車系の一汽豊田汽車(一汽トヨタ)「カローラ」、8位に東風ホンダ「シビック(思域)」、9位に広汽ホンダ「アコード(雅閣)」、10位にトヨタ系の広汽豊田汽車(広汽トヨタ)「レビン(雷凌)」が入り、日系勢がトップ10の半数を占めた。

上位10車種の合計販売台数は322万7,000台で、中国におけるセダン販売全体の31.3%を占めた。

中国自主ブランドのセダンでは、吉利の「帝豪」が21万1,000台を売り上げ、上海汽車の「栄威i5」、長安汽車の「逸動」などを引き離した。上位10車種の合計は104万2,000台となり、セダン全体の10.1%、自主ブランドセダンの50.9%をそれぞれ占めた。

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