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【インドネシア】アジアに影響ある国、中国が首位=意識調査[経済](2020/01/17)

インドネシア世論調査研究所(LSI)はこのほど、昨年7月に実施した「アジアに最も影響がある国」を問うアンケート調査で、中国が1位となったと発表した。2016年の前回調査では中国と米国が同率1位だったが、この3年で中国の影響力が強まったと答える人が急増した。3位は日本だった。

LSIは昨年7月10~15日の6日間、国内の成人1,540人を対象に調査を実施した。

最も影響力があるのは中国と答えた人は39%で、16年の24%から増加した。米国が18%、日本が14%、インドとロシアはいずれも1%だった。「わからない」は23%。

「今後10年のアジアに最も影響がある国」についても、首位は中国で米国と日本が続いた。16年と比べて米国が5ポイント、日本が3ポイント落とした一方、中国は14ポイント上昇し39%となった。

「中国がアジアに与える影響」に関して、「非常に良い」「良い」「悪い」「非常に悪い」の四つの選択肢から答える質問については、「良い」が32%で最多、「悪い」が28%で続いた。「良い」は11年の調査で43%、16年で36%と徐々に低下しているが、「悪い」は16年の15%から上昇した。

「インドネシアにとって開発の見本となる国」は、日本が28%となり、3回連続で首位だった。昨年の大統領選でジョコ・ウィドド大統領を支持した人が、日本と回答した割合は24%。野党グリンドラ党のプラボウォ・スビアント党首の支持者では39%となり、2位の米国を27ポイント離した。

民族別ではジャカルタのブタウィ人、西スマトラ州のミナンカバウ人のうち、それぞれ47%と44%が日本と回答した。東ジャワ州マドゥラ島のマドゥラ人は、20%が中国と回答し、日本の19%を上回った。

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