【中国】武漢の肺炎、7人が回復し退院[社会](2020/01/15)
湖北省武漢市で相次ぎ発生している原因不明のウイルス性肺炎をめぐり、市衛生健康委員会は13日夜、12日までに発症者のうち7人が退院したと発表した。新型コロナウイルスによる肺炎の新たな発症者や死者は出ていない。
重症者は11日時点の7人から6人に減った。このほかの患者の症状は安定しているという。
発症者は市内の医療機関で隔離治療を受けており、発症者と密接な接触があり経過観察を続けていた763人のうち、既に76人の観察を解除した。残りの密接接触者についても発症は確認されていないとした。
武漢ではこれまでに計41人の発症が確認され、うち1人が死亡した。中国国家衛生健康委員会は発症者から検出した新型コロナウイルスの遺伝子情報を世界保健機関(WHO)に提供し、さらなる調査を進めている。