【シンガポール】グラブと損保チャブ、東南アジアで旅行保険[金融](2020/01/14)
シンガポールの配車アプリ大手グラブとスイスの損害保険大手チャブは、東南アジアで旅行保険を販売する。グラブのアプリを通じて、旅行の出発直前でも簡単に安価な保険を購入できるサービスを提供する。グラブが個人向けの保険商品を扱うのは初めて。まず13日からシンガポールでの提供を開始した。
グラブの保険部門グラブインシュアが、旅行保険「トラベルカバー」を販売する。シンガポールではグラブアプリ利用者に対し、渡航先を問わず1日当たり2.5Sドル(約200円)から提供する。
購入者がグラブのアプリで旅行日程の詳細などを確認でき、次回の旅行保険購入時に参考にできるようにする。2度目以降に購入する場合は割引価格を適用する。
新商品の販売を記念して、アジア太平洋地域の旅行に限り先着2万人に1日当たり1Sドルで販売する。キャンペーン期間は2月29日までだ。
グラブとチャブは今後数カ月で、東南アジアの他国にもトラベルカバーを投入する計画だ。
グラブは2018年、同社の運転手向けの保険を提供することでチャブと提携している。