【ベトナム】旭食品、ベトナム子会社の新工場稼働[食品](2019/12/27)
食品卸大手の旭食品(高知県南国市)はこのほど、ベトナム完全子会社サクラフードに新工場を建設し、16日から稼働したと発表した。投資額は12億円。これまでの水産加工品のほか、冷凍フルーツの加工製造も本格化させる。
ベトナム南部カインホア省カムラムのスーヤオ工業団地に新設した。生産量は既存工場の2倍となる1日最大6トンで、年間1,800トンを予定している。敷地面積1万481平方メートル、工場面積は4,746平方メートル。従業員は311人。水産物の熟練した加工技術を持つ従業員がそろっており、顧客の要望に沿った商品製造ができると強調している。
サクラフードは、日本向けの業務用すしネタの製造を主力としてきた。新工場では有機JAS(日本農林規格)認証を取得し、これまで小規模で行っていた冷凍フルーツ加工製造も拡大させ、いずれ日本向け輸出につなげたい考えだ。
新工場は、環境への配慮も重視した。排水処理や節水循環をシステム化し、使用電力の40%をソーラー発電で賄う。