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【タイ】バンプー、宮城の太陽光発電所が運転開始[公益](2019/12/25)

商業運転を開始したバンプーの黒川太陽光発電所=宮城県(同社提供)

商業運転を開始したバンプーの黒川太陽光発電所=宮城県(同社提供)

タイの石炭開発会社バンプーは24日、宮城県大郷町に建設した黒川太陽光発電所が商業運転を開始したと発表した。出力は同社が出資する太陽光発電所の中で最大規模となる1万8,900キロワット(kW)で、5,000世帯への電力供給が可能という。

黒川太陽光発電所は今月13日に商業運転を開始し、同日に東北電力との系統連系接続が行われた。同発電所は、バンプーと中国の太陽光発電設備大手トリナ・ソーラー(天合光能)の日本法人が、昨年3月から建設を進めていた。敷地面積は35ヘクタール。総投資額は120億円に上る。トリナ・ソーラーの太陽光モジュール8万枚余り、東芝と三菱電機が折半出資する東芝三菱電機産業システム(TMEIC、東京都中央区)のパワーコンディショナーなどが設置された。

バンプーは同発電所の建設にあたり、昨年6月に三井住友銀行を主幹事とする4金融機関と協調融資契約を締結していた。

同発電所の商業運転開始により、バンプーの発電能力は建設中の発電所を含めて289万4,000kWに拡大。2025年までに530万kWまで拡大させることを目標としている。来年には、中国とベトナム、日本に建設している複数の発電所が商業運転を開始する予定だ。

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