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【マレーシア】スタディスト、手順書作成ソフト販売へ[IT](2019/12/24)

クラウドでマニュアル作成サービスを提供しているスタディスト(東京都千代田区)は、同社が開発したマニュアル作成・共有プラットフォーム「ティーチミービズ」のマレーシアでの販売を始める。現地代理店が2020年1月1日から営業を開始し、初年度は20~30社からの受注を目指す。

このほど、同国のコングロマリット(複合企業)テクスケム・リソーシズ(TRB)傘下のシー・マスター・フードと独占販売代理店契約を締結した。

ティーチミービズは、業務マニュアルや取扱説明書などをスマートフォンやタブレット、パソコンで簡単に作成できるソフト。成長が見込めるマレーシアのサービス業向けに販売を強化する方針だ。スタディストの鈴木悟史社長はNNAに対し、「当初は飲食業を中心に実績を積みながら、流通や製造業などにも販売していく」と語った。

スタディストは、2010年に設立。18年にはタイで現地法人を立ち上げた。現在、日本とタイ、ベトナム、シンガポール、香港、ハワイ(米国)で約2,600社に、ティーチミービズを有償提供している。マレーシアでは数年前から試験導入を開始し、今回の独占販売代理店契約によって本格展開する。

従来の口頭での研修や文字ベースの手順書を画像や動画を活用し電子化することで、人材育成の企業負担を軽減できる上、従業員も理解しやすい利点がある。鈴木社長によると、2~3時間で1つのマニュアルを新規作成できる。PDF化されたマニュアルであれば、ティーチミービズに読み込むこともできる。「画像や動画だとマニュアルを確認する抵抗感が小さく、普段から手順書を見る習慣が付きやすい」と話す。

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