【ベトナム】エアウォーター、LPG卸売企業に出資[公益](2019/12/23)

エア・ウォーター(大阪市中央区)は、ベトナムの液化石油ガス(LPG)の卸売り事業に乗り出す。同社が海外でエネルギー関連事業を展開するのは初めて。今月中に同事業を手掛ける地場企業に51%出資し、日本式の安全なLPG供給体制を構築する。

エア・ウォーターは19日、地場パシフィックペトロから、同社のLPガス事業を承継した子会社「パシフィックペトロ輸出入貿易」の株式51%を27日付で取得すると発表した。資本金は2,005億ドン(864万米ドル、約9億5,000万円)、売り上げ規模は年間7,794億ドン。合弁会社とすることで、エア・ウォーターは、副社長と営業マネジャーの計2人を送り込む。

エア・ウォーターの広報担当者は20日、NNAに対し、「海外展開先を探す中、一般家庭向けで実績があり、業容拡大を狙うパシフィックペトロと利害が一致した」と説明した。工業用途や集合住宅向けの供給技術、他社との差別化に向けた消費者向け販売サービスなどのノウハウを導入し、事業拡大を図る。ベトナムがより外資への開放を進める中、エネルギー関連事業で初の海外案件となった。

ベトナムでは、一般消費者が販売店でLPGを購入して屋内にシリンダーを設置するのが一般的で、「危険なイメージを抱かれる傾向がある」(同担当者)。日本式の安全に対する考え方や対応方法を現地化していき、普及させる。

パシフィックペトロ輸出入貿易は現在、ホーチミン市と周辺地域でLPGの卸売りを手掛けている。今後、工業需要の取り込みや、小売事業への参入などを狙う。

エア・ウォーターは、カンボジアやラオスなど、周辺国でもLPGの販売事業を構築することを検討していく。

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