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【カンボジア】地場ボルトラ、初の国産電動バイクを公開[車両](2019/12/16)

ボルトラ・モーターズは、カンボジア初の国産電動バイクを公開した(同社提供)

ボルトラ・モーターズは、カンボジア初の国産電動バイクを公開した(同社提供)

カンボジア初の国産電動バイクが12日に公開された。開発した企業は地場のバイク製造会社ボルトラ・モーターズ。クメール・タイムズ(電子版)が13日に伝えた。

電動バイクは、首都プノンペン最大規模の伝統市場オルセーマーケット近くにあるボルトラ本社のショールームに展示された。公開式典には、環境省傘下の国家持続開発評議会(NCSD)の幹部や、欧米各国の在カンボジア大使館関係者などが出席。NCSDの幹部は、国産電動バイクの誕生が環境に好影響を与えるだけでなく、経済と産業の成長にも寄与すると歓迎し、他企業もボルトラに追随することに期待を示した。

同社の創設者でフランス人のヤン・ボーディン氏によると、バイクの製作に当たっては部品の大半を他のアジア各国から輸入し、プノンペン国際空港近くの自社工場で組み立てた。同バイクはフル充電で50キロメートルの走行が可能で、1回の充電時間は4時間。予備バッテリーを携行すれば、計100キロの走行も可能だ。最高時速は40キロ。販売価格は899米ドル(約9万8,500円)。

ヤン・ボーディン氏は、2014年から国内初の電動バイクレンタル事業「グリーンeバイク」を北西部シエムレアプ州で展開している。

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