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【シンガポール】電動スケーターに学科試験、近く義務化へ[運輸](2019/12/05)

電動キックスケーターの歩道走行は11月に禁止されたが、いまだに歩道を走行する利用者が散見される=4日、シンガポール西部(NNA撮影)

電動キックスケーターの歩道走行は11月に禁止されたが、いまだに歩道を走行する利用者が散見される=4日、シンガポール西部(NNA撮影)

シンガポール運輸省は4日、電動キックスケーターの利用希望者に学科試験を義務付けると発表した。新たに定めた行動規範では、法人利用の際の保険加入についても規定。適用開始時期は明らかにしていない。

学科試験の合格者には、自転車道での走行を許可する方針。現行の規定では、車道と歩道での走行は禁止されているが、自転車道は誰でも走行できる。

学科試験の対象者は、自転車道や車道を走行する電動アシスト自転車にも順次拡大する方針だ。

電動キックスケーターの所有者は16歳以上と定められているが、改めて自ら走行できるのは16歳以上と明確にした。16歳未満が利用する場合、保護者の監督を必要とする。

料理宅配サービス企業など、アクティブ・モビリティー(PMD、自転車、電動アシスト自転車、電動車いすなどの移動補助機器)の利用者と共に事業を行っている法人には、利用者を損害賠償保険でカバーすることを義務付ける。

運輸省は今後、個人利用を含むアクティブ・モビリティーの利用者全員への保険加入の義務付けも検討していく。

このほか歩行者に対しても、歩道の左側を歩くよう勧告する規定を設けた。

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