【カンボジア】アクレダ銀が上場視野、国内商銀で初[金融](2019/12/03)

カンボジアの大手商業銀行アクレダ銀行は、カンボジア証券取引所(CSX)への上場準備を進めている。金融機関で初の上場企業を目指し、近く新規株式公開(IPO)の詳細を公表する予定だ。プノンペン・ポスト(電子版)が1日に伝えた。

アクレダ銀のイン・チャンニー頭取は、カンボジア中央銀行からIPOの準備に関する承認を受け、株主からも上場に向けて支持を取り付けたと説明。「資金の調達源を多様化し、今後の成長を促すため、国内の資本市場を有効的に活用したい」との意向を示した。

IPOの幹事を務める台湾系証券会社ユアンタ・セキュリティーズ(カンボジア)のキュンタエ・ハン社長は、国内最大規模の商業銀行が上場する意義は極めて大きいと述べ、「カンボジアの証券市場は劇的な変革の時期を迎える」とコメント。CSXのジョン・ウォンハ最高執行責任者(COO)は「新たな投資家を引き付ける機会になる。アクレダ銀の資金調達が順調に進めば国内企業への融資もさらに加速し、結果的にはカンボジア経済の成長につながる」との見方を示した。

CSXに上場する企業は現在、シアヌークビル自治港(PAS)やプノンペン水道公社(PPWSA)など5社にとどまっている。5社の第3四半期(7~9月)の時価総額は、前四半期比で約40%増の8億米ドル(約877億円)だった。

アクレダ銀の融資残高は9月末時点で国内商銀最大の36億1,000万米ドル。総資産と預金残高はそれぞれ60億9,000万米ドル、42億4,000万米ドルで業界2位に付けている。

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