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【タイ】富士通タイ法人、デジタル変革事業を加速[IT](2019/11/29)

デジタルトランスフォーメーションについて話す富士通(タイランド)のポーンチャイ氏=27日、タイ・バンコク(NNA撮影)

デジタルトランスフォーメーションについて話す富士通(タイランド)のポーンチャイ氏=27日、タイ・バンコク(NNA撮影)

富士通のタイ現地法人、富士通(タイランド)=FTH=は27日、デジタル化を通じて社会の変革をもたらすデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する事業を加速する方針を示した。主要顧客である法人のデジタル化の進行やフィンテック(ITを活用した金融サービス)の拡大に備える。

FTHのデジタルインフラストラクチャー/ビジネスアライアンス事業のディレクター、ポーンチャイ氏は、来年の成長戦略として3つの柱を強調。◇従来型事業◇ITの新技術を活用したDX事業◇企業内外の膨大なデータ資産から新たな価値を提供するデータ駆動型DX――を挙げた。

FTHは同日、新型スキャナー「fi―800R」の発売を発表した。2キログラムの軽量サイズながら高速の読み取りを実現。パスポートや身分証明書にある顔写真を基に原稿の表裏を自動で判別する「身分証表裏判別機能」などを強化した。

医療施設や金融機関、ホテル、政府機関などを主な顧客とみている。販売価格は付加価値税(VAT)抜き2万5,000バーツ(約9万円)。来年の販売台数目標として800台を掲げている。日本で製造した部品をインドネシアで組み立て、タイに出荷する。FTHのタイのスキャナー市場における現在のシェアは37%。

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