【マレーシア】パナが整水器・浄水器にハラル認証、日本初[電機](2019/11/28)
パナソニックは27日、滋賀県彦根工場で生産しマレーシア向けに輸出している家庭用のアルカリイオン整水器、浄水器、交換用カートリッジの計18品番が、マレーシア・イスラム開発局(JAKIM)からハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)認証を取得したと発表した。日本で生産された家電製品がハラル認証を取得するのは初めて。
認証を受けたのは、アルカリイオン整水器(4品)、浄水器(5品)、交換用カートリッジ(9品)の計18品番。アルカリイオン整水器は、浄水後の水を電気分解してアルカリ性の電解水を生成する。
マレーシアでは近年、経済成長とともに健康意識が高まり、浄水器市場が伸長している。パナソニックの広報担当者によると、今回認証を取得した製品は、日本国内で製造しマレーシア向けに既に輸出しているもの。これまでも「日本製」をうたい品質の高さや安全性をアピールしてきたが、「ハラル認証を取得したことで、イスラム教徒(ムスリム)の消費者にさらなる安心感を与えることができる」と期待する。
家電製品へのハラル認証については、シャープがインドネシアで生産する冷蔵庫に関して取得した例がある。