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【フィリピン】「悪行税」法案、年内の上院通過に期待[経済](2019/11/15)

フィリピンのドミンゲス財務相は12日、ドゥテルテ政権の包括的税制改革(CTRP)で「パッケージ2プラス」に含まれる酒類、電子たばこに対する「悪行税」法案が年内に上院で可決されることに期待感を示した。下院では今年8月に可決済みだ。14日付マニラタイムズなどが伝えた。

ドゥテルテ政権は同法案を来年1月1日から施行したい構えで、ドミンゲス財務相は「上院が年内までに可決してくれればありがたい」と述べた。上院の会期は12月20日まで。悪行税施行で、初年度に479億~612億ペソ(1,024億~1,309億円)の税収増を見込む。

同法案は蒸留酒の場合、20%の従価税と1プルーフ・リットル(アルコール含有量を示す単位)当たり90ペソの従量税を課す内容。従量税部分は4年目まで毎年10ペソ、その後は税率を毎年10%引き上げる。

ビールの場合、初年度に1リットル当たり45ペソの従量税を課税し、4年目まで毎年10ペソ、その後は税率を毎年10%引き上げる。

ワインはスパークリングワインに1リットル当たり600ペソ、通常のワインには同43ペソを課税し、税率を毎年10%引き上げる。

電子たばこは加熱式の場合、初年度に紙巻きたばこと同じ1箱45ペソを課税する。

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