【インドネシア】首都圏LRT、商業運転開始目標は21年6月[運輸](2019/11/12)
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インドネシア国営建設アディ・カルヤのブディ・ハルト社長は11日、ジャカルタ首都圏軽量軌道交通(LRT)の商業運転を2021年6月に開始する目標だと明らかにした。
ブディ社長によると、商業運転に先立ち、同年3月ごろに試験運行を始める。
1日時点の工事進ちょく率は67%。路線別では、東ジャカルタ・チャワンを起点として南に延びる西ジャワ州チブブル間が86%。東方面の東ブカシ間が61%、西に延びる中央ジャカルタ・ドゥクアタス間が58%だった。
ブディ・カルヤ・スマディ運輸相はこの日、「運賃は1万2,000ルピア(約93円)以下に設定できそうだ」と述べた。同相は10月に「採算のとれる運賃は2万5,000ルピアだが、運賃は1万2,000ルピアに設定し、残りは補助金で補う」と話していた。全区間同一運賃とする予定。
■クニンガンの急カーブが接続
アディ・カルヤは11日、南ジャカルタのクニンガン地区で進めていた急カーブのコンクリート工事が完了したと発表した。H.R.ラスナサイド通りを南下し、直交するガトットスブロト通りと高速道路を跨(また)いで半径115メートルの四分円を描く。柱間の長さは最長148メートル、地上からの高さは約22メートル。9,689トンのコンクリートを使用した。バンドン工科大学(ITB)の研究者が設計に協力した。
ブディ運輸相は、東ジャワ州スラバヤ、西ジャワ州バンドン、南スラウェシ州マカッサル、北スマトラ州メダンでもLRTを建設する予定だと述べた。