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【インド】電気バス1200台の入札、タタなど5社が参加[車両](2019/11/08)

インドの6州・連邦直轄地の州運送事業体(STU)が実施する電気バス(計約1,200台)の入札に、地場自動車大手タタ・モーターズなど5社が参加に意欲を示していることが分かった。これらの入札は、中央政府による公共交通機関用電気バスへの補助金支給策を受けたもの。エコノミック・タイムズ(電子版)が7日に伝えた。

中央政府は今年8月、公共交通機関に導入される電気バス5,595台の調達に補助金を支給すると決定。22州・連邦直轄地の市内輸送バスに5,095台、8州の都市間輸送バスに400台、デリー首都圏(NCR)のメトロ(都市鉄道)駅周辺を走るラストマイル輸送バスに100台を割り振った。

情報筋によると、これまでにデリー、東部オディシャ(オリッサ)州、北部ウッタルプラデシュ州、ウッタラカンド州、西部グジャラート州、マハラシュトラ州が入札企業の受け付けを開始したもよう。

タタ・モーターズはウッタルプラデシュ州とグジャラート州、アショク・レイランドはグジャラート州、オレクトラ・グリーンテック(旧社名ゴールドストーン・インフラテック)はデリー、グジャラート州など5地域、PMIエレクトロ・モビリティー・ソリューションズはデリーを含む4地域の入札に参加を表明。自動車部品のJBMオートも、デリー、グジャラート州、マハラシュトラ州での応札に意欲を示しているという。タタは既に応札したとの情報も出ているようだ。

オレクトラとPMIは電気バスの生産に関して、それぞれ中国の電気自動車(EV)大手・比亜迪(BYD)、商用車大手・北汽福田汽車(フォトン)と技術提携している。

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