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【香港】香港航空、運航規模縮小へ=日本路線も対象[運輸](2019/11/06)

中国本土の複合企業、海航集団(HNAグループ)傘下の香港航空(ホンコン・エアラインズ)は4日、運航規模の縮小を発表した。東京・成田や大阪・関空など日本路線も対象に含む。「逃亡犯条例」改正案を発端とした社会混乱の影響などで旅客需要が落ち込んでいるため。

調整の対象となるのは成田、関空のほか、沖縄・那覇、札幌・新千歳、カナダ・バンクーバー、韓国・ソウル、タイ・バンコク、中国本土の江蘇省南京、浙江省杭州、海南省海口の各路線。減便、運休など具体的な計画は示していない。来年2月8日からは米ロサンゼルス線の運航を停止する。

5日付明報によると、香港航空は9月に幹部の減給と従業員の無給休暇取得を決めるなどコスト抑制に取り組んできたが、「状況は厳しさを増しており、運航網の見直しに踏み切ることにした」と説明した。

香港政府運輸・住宅局は4日発表した声明で、今月1日に同社幹部に対して財務の健全化にただちに取り組むよう求めたことを明らかにした。

10月下旬には、政府の航空輸送免許局(ATLA)が、香港航空に対し、財務改善計画を提出するよう要請。早期の財務改善が見込めない場合、関連条例に照らして航空免許を取り消す可能性もあると警告していた。

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