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【タイ】バイオ医薬品インターファーマ、2部上場へ[医薬](2019/10/04)

タイ証券取引所の2部市場への上場計画を発表したインターファーマのソンウットCEO=2日、タイ・バンコク(NNA撮影)

タイ証券取引所の2部市場への上場計画を発表したインターファーマのソンウットCEO=2日、タイ・バンコク(NNA撮影)

タイのバイオ医薬品メーカー、インターファーマは2日、タイ証券取引所(SET)2部市場(MAI)に上場する計画を発表した。上場により債務返済をし、事業拡大を図る。

新規株式公開(IPO)後の発行済み株式の22.23%に当たる4,600万株を公募する。額面価格は1株0.5バーツ(約1.8円)。現在の授権資本金は1億300万バーツ、払込資本金は8,000万バーツ。発行済み株式は1億6,000万株となる。

調達資金は1,500万バーツの短期債務返済と事業拡大に充てる。インターファーマは、主に健康・アンチエイジングや美容、ペット、家畜用の医薬品を生産。同社のソンウット最高経営責任者(CEO)によると、2018年の売上高は前年比28.1%増の3億1,680万バーツ、純利益は2,906万バーツだった。売上高構成比は、ヒト向けの製品が7割、動物向けが3割となる。19年上半期(1~6月)の業績は、売上高が前年同期比32.3%増の1億8,250万バーツ、純利益が1,803万バーツ。

業績が好調な理由として、ソンウット氏は、BtoC(企業・消費者間取引)の販路拡大に注力していることを挙げた。以前の販売先は、医療機関などのBtoB(企業間取引)のみだったが、ネット販売の開始や近代小売店の開拓により、現在はBtoBが8割、BtoCが2割となっている。向こう3年以内にそれぞれ6割と4割とする目標を掲げる。

また既にCLMV諸国(カンボジア、ラオス、ミャマー、ベトナム)や韓国へ輸出しており、日本と中国に輸出するための交渉もしている。現在はタイ国内での販売が売り上げの8~9割を占めるという。

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