【シンガポール】警備大手サーティス、政府機関から大口契約[サービス](2019/09/09)
シンガポールの警備大手サーティスは、政府系の工業団地運営機関JTCコーポレーションから60カ所以上の施設の警備業務を受注した。デジタル技術を駆使し、効率的に警備サービスを提供していく。
契約期間は3年で、3年の延長が可能。受注額は明らかにしていない。JTCが南部と西部で運営する施設を警備する。対象地域は150キロ平方メートルに及ぶ。
サーティスは多数の施設を効率的に警備するため、監視カメラや火災報知器、人感センサーなどを配備。これらの情報を中央警備センターで一元管理し、少人数での警備や迅速な緊急対応を実現する。
警備員には、業務用のモバイルアプリを支給し、報告や監視に活用する。研修も実施し、水道漏れ、照明の不具合といった基本的なトラブルにも対応できるようにする。
サーティスは、シンガポールに本社を置き、オーストラリア、香港、マカオ、中国、マレーシア、中東でも事業を展開している。総人員は3万4,000人で、うちシンガポールは1万6,000人だ。