【香港】曠視科技が香港上場を申請、種類株3社目に[IT](2019/08/27)

顔認証技術の開発を手掛ける中国本土大手の北京曠視科技(メグビー・テクノロジー)が、香港取引所(HKEX)に新規株式公開(IPO)を申請した。実現すれば、昨年から新たに上場が認められた種類株(1株当たりの議決権に差をつけた株式、別名デュアル・クラス・ストック)を発行する3社目の上場企業になるとみられる。26日付信報などが伝えた。

消息筋によると、同社は上場により最大10億米ドル(約1,053億円)の調達を目指している。調達資金は人材や研究開発(R&D)の強化、データセンター建設などに投じる計画。上場スポンサーは、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、シティバンクの3社となっている。

HKEXが昨年から新たに上場を認めた種類株は、議決権が通常より多い株式で、新興企業が上場後も創業メンバーの議決権を確保するために発行する例が多い。香港では、本土のスマートフォン大手、小米集団(シャオミ)、消費者向けサイト・アプリ運営大手、美団点評の2社が既に上場している。

曠視科技は2011年の設立。クラウド上での顔認証技術で、本土市場の6割以上のシェアを占める最大手。電子商取引(EC)本土最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)や、同グループ傘下の電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」を運営するバ蟻金融服務集団(バ蟻金服、バ=虫へんに馬)が出資している。

曠視科技の2019年6月中間期の売上高は、前年同期から3倍となる9億4,800万人民元(約140億3,600万円)。損益ベースではなお赤字の累積が続いている。

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