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【タイ】上場航空4社、1~6月は軒並み不調[運輸](2019/08/20)

タイ証券取引所(SET)に上場する航空4社の2019年上半期(1~6月)決算は、合算で純損益が75億9,264万バーツ(約261億9,500万円)の赤字となった。8,728万バーツの黒字だった前年同期から赤字に転落。売上高は前年同期比4.9%減の1,363億9,874万バーツだった。

タイ国際航空は、純損益が64億3,837万バーツの赤字。赤字額は前年同期の約17倍に拡大した。売上高は6.8%減の915億1,393万バーツ。旅客収入が6.6%減となったほか、貨物事業の収入も15.5%減った。

バンコク・エアウェイズは、純損益が1億8,958万バーツの赤字。6億2,754万バーツの黒字だった前年同期から赤字に転落した。売上高は1.4%減の138億6,571万バーツだった。

格安航空会社(LCC)では、マレーシア系のタイ・エアアジアの持ち株会社アジア・アビエーションの純利益が97.9%減の1,473万バーツ、売上高は2.3%増の207億6,398万バーツだった。

ノック・エアラインズは、赤字が前年同期の8億5,662万バーツから9億7,942万バーツに拡大。売上高は6.1%減の102億5,511万バーツだった。

旅客数は、タイ国際航空が1.2%減の1,201万人、アジア・アビエーションが4%増の1,144万人、ノック・エアが9.8%減の426万人、バンコク・エアが0.2%減の302万人だった。

タイ観光・スポーツ省によると、1~6月にタイを訪れた外国人旅行者数は前年同期比1.5%増の1,977万人。国・地域別にみると、中国が4.7%減の565万人に落ち込んだものの、2位のマレーシア(6.8%増の193万人)に大差をつけて首位となった。

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