【マレーシア】圧力鍋ワンダーシェフ、地場と販売契約[製造](2019/08/07)
圧力鍋など調理器具の製造・販売を手掛けるワンダーシェフ(大阪府豊中市)は5日、マレーシアの同業、ニシン・コーポレーションと東南アジア諸国連合(ASEAN)での独占販売契約(EDA)を結んだ。マレーシアを足掛かりにシンガポールなど東南アジア市場への展開を視野に入れる。
ワンダーシェフの広報担当者はNNAに対し、「ニシンはワンダーシェフ向けにOEM(相手先ブランドによる生産)供給しており、一般消費者向けの製品を中国で、業務用をマレーシアで生産している。従来の協力関係を基に販売提携の話が進んだ」と説明した。
ニシンの声明によると、両社は同日、クアラルンプールで調印式を開いた。ニシンのクー・チーコン社長は「ニシングループにとって、ワンダーシェフとの契約は重要な一里塚となる。マレーシアに続いて、シンガポールやタイ、インドネシアでの商品販売を目指す」と語った。