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【インド】タタ自、4~6月は赤字が2倍に拡大[車両](2019/07/29)

インドの自動車大手タタ・モーターズが25日に発表した2019/20年度第1四半期(19年4~6月)の連結決算は、純損益が369億8,340万ルピー(約582億円)の赤字だった。赤字額は前年同期の190億2,370万ルピーの約2倍に膨らんだ。売上高は前年同期比7.7%減の6,146億6,990万ルピー。傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)が不振を続けるなか、タタ単体もインド国内の新車市場の不振を受け赤字となった。

JLRの売上高は2.8%減の50億7,400万ポンド(約6,855億2,700万円)で、純損益は4億200万ポンドの赤字だった。世界販売台数(小売りベース)は11.6%減の12万8,615台。同社は英国の欧州連合(EU)離脱による混乱の可能性に備え、今年4月に英国内の4工場の操業を一時停止していた。

一方で、タタ単体の売上高は19.9%減の1,335億1,910万ルピー。約120億ルピーの黒字を確保した前年同期から、9億7,100万ルピーの赤字に転落した。卸売り販売(輸出含む)が22.7%減の13万6,705台に減少。国内市場では、特に中・大型商用車が30.4%減、乗用車が30.1%減と落ち込んだ。

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