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【マレーシア】スズキの四輪販売再開か、ベルジャヤが模索[車両](2019/07/23)

マレーシアのコングロマリット(複合企業)ベルジャヤ・グループが、スズキと同国での四輪車の販売代理店契約を締結しようと模索しているようだ。スズキは、2016年に現地コングロマリット、DRBハイコムとの合弁を解消し、マレーシアでの自社ブランドの四輪車生産・販売から撤退しており、実現すれば3年ぶりの復帰となる。

22日付ニュー・ストレーツ・タイムズによると、関係筋が「ベルジャヤ・コープのビンセント・タン会長が、来月初頭にもスズキの本社を訪れ、マレーシアでのスズキ車の販売代理店契約を締結する見込みだ」と明らかにした。

スズキの広報担当者は22日、NNAに対し、「現段階でコメントできることはない」と話した。

スズキは2005年、DRBハイコムが設立したスズキ・マレーシア・オートモービル(SMA)をスズキ四輪車の輸入販売代理店に任命。事業拡大を目指すため、08年に合弁体制に移行し、DRBハイコムの工場で小型車「スイフト」を生産していた。しかし、マレーシアの国民車メーカー、プロトン・ホールディングスとの協業、技術支援契約に伴い、同国ではプロトンへの部品供給に集中するため、16年に合弁を解消し、スズキ・ブランド車の販売を終了。プロトンへは18年9月まで小型多目的車(MPV)「エルティガ」の完全ノックダウン(CKD)部品を供給し、プロトンは同年12月まで同国向けにエルティガを生産していた。

スズキの二輪車事業は、現地子会社スズキ・アッセンブラーズ・マレーシアが、16年に現地生産から撤退したものの、販売は続けている。

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