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【台湾】エバー航空、地上職員からCAを募集[運輸](2019/07/05)

台湾航空大手の長栄航空(エバー航空)は3日、域内の地上職員に対し、客室乗務員への異動希望を受け付けると発表した。同社は、一部客室乗務員が6月20日から実施しているストライキとの関連性を否定している。4日付経済日報などが伝えた。

8月下旬から9月上旬にかけて募集する。対象は非管理職、矯正視力0.8以上、英語能力テスト「TOEIC」600点以上などの条件を満たす地上職員で、男性の募集も受け付ける。

エバー航空は6月24日、同社初となる男性客室乗務員の募集を始める計画を発表。さらに今月2日には、客室乗務員200人の募集を近く開始することなどを明らかにしており、スト開始以降、客室乗務員の採用活動を積極化している。ただ、同社は一連の採用活動が「元からあった計画」として、ストとの関連性を認めていない。

■スト損失額は25億元超に

ストを巡っては、エバー航空とストを主導する台湾の各航空会社の客室乗務員が加入する労働組合、桃園市空服員職業工会(空服工会)の代表者らが3日夜に面会。だが、今回の面会では労使交渉は行われておらず、既に合意済みの事項について協約文書の作成を進めるなどしただけという。労使交渉の次回開催日も決まっていない。

エバー航空のストによる累計の損失額は3日までに25億1,000万台湾元(約86億9,000万円)に上った。

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