【マレーシア】プロトンの6月販売、前年比23%増の7600台[車両](2019/07/03)
マレーシアの国民車メーカー、プロトンは2日、2019年6月の販売台数が前年同期比23%増となる7,615台だったと発表した。今年2番目に多い販売台数となった。市場シェアは18.1%で、15年7月以来47カ月ぶりの高い水準となった。
プロトンによると、例年は断食明け大祭(ハリラヤ)などの祭日直後は販売台数が減少するほか、昨年同月はGST(消費税)が実質撤廃され、タックスホリデー(免税措置期間)となったことから反動減が予想されたが、実際にはそれを上回った。
けん引したのは、スポーツタイプ多目的車(SUV)「X70」。今年上半期(1~6月)の納車台数は既に1万5,175台に達した。このほかのモデルでは、小型セダン「サガ」の納車台数が、6月単月で2,541台を記録。マイナーチェンジした小型セダン「ペルソナ」、小型ハッチバック「アイリス」、多目的車(MPV)「イグゾラ」の各車種もそれぞれ予約台数がマイナーチェンジ前と比べて2倍以上に伸びた。
プロトンのリー・チュンロン(李春栄)最高経営責任者(CEO)は「6月は厳しい市場環境でも高い伸びを達成した。下半期(7~12月)も新モデルの投入などで販売を強化していく」と語った。