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【台湾】米クアルコム、竹科でCOMET着工[IT](2019/07/01)

クアルコムの新ビル着工式典に臨む関係者=6月27日、新竹(新竹科学園区提供)

クアルコムの新ビル着工式典に臨む関係者=6月27日、新竹(新竹科学園区提供)

米半導体大手のクアルコムは6月27日、新竹科学工業園区(竹科)で新ビルを着工した。台湾での運営・製造工程・試験センター(COMET)やマルチメディア研究開発(R&D)センター、モバイル人工知能(AI)イノベーションセンター、第5世代(5G)移動通信システムテスト実験室を設立する。

28日付経済日報などによると、投資額は約55億台湾元(約190億6,000万円)。敷地面積は2,200坪で、2年後の完工を見込む。完成後は約1,000人が勤務する予定。クアルコムはCOMETを米カリフォルニア州に設けているが、海外では台湾が初めて。台湾企業の5G分野での商機獲得を支援する。

クアルコムの幹部は「台湾の産業と緊密に連携し、世界での商機を獲得すると同時に、台湾の無線通信、半導体エコシステムの発展を支援したい」と述べた。

同社は2018年8月にCOMET設置の計画を発表し、今年4月に認可を受けていた。台湾での投資拡大に合わせて、年内に約200人を募集する計画。

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