【香港】日本酒普及で香港社に出資、クールジャパン[食品](2019/06/19)

日本の官民ファンドであるクールジャパン機構は18日、香港とマカオを含む中国でワイン卸売事業を展開する香港社に約22億円を出資したと発表した。中国で日本酒の流通を拡大するのが目的。

ワイン卸売りのEMWの持ち株会社であるトリオの発行済み株式を取得した。クールジャパン機構は今後、日本の蔵元に中国進出の足がかりとなる流通・販売プラットフォームを提供する。各銘柄の魅力やストーリーを伝える啓発やマーケティングもEMWの現経営陣と共同推進するなどして、中国市場での日本酒のプレゼンス向上と輸出拡大へ貢献していく方針だ。

中国への日本酒輸出額は2014年に6億9,000万円だったが、18年には35億9,000万円と5倍以上拡大した。ただ、多くの蔵元は現地パートナーを見つけることが難しい状況で、継続的に販売・マーケティングを行う拠点や人材不足から、中国進出に踏みとどまっているのが現状という。

一方、EMWはワインの次の主力商材を模索していたほか、日本酒に関するネットワークや知識、デジタルマーケティングのノウハウを求めていた。

EMWは2003年の設立で、従業員は150人以上。現在香港のほか、北京、上海、深セン、成都、マカオの6カ所に拠点を置く。世界15カ国の80ワイナリーと独占販売契約を結び、中国の150以上の都市に、高級ホテルやレストランを中心とした3,500以上の販売チャンネルを持つ。テイスティングイベントや教育プログラムなど中国でのワインの啓発やマーケティングにも強みを持つ。

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