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【韓国】三井化学の韓国合弁、露に車部材の生産拠点[製造](2019/06/11)

三井化学とSKCの合弁会社MCNSは現地時間の8日、ロシア・サンクトペテルブルクの経済特区当局と投資契約を結んだ(SKC提供)

三井化学とSKCの合弁会社MCNSは現地時間の8日、ロシア・サンクトペテルブルクの経済特区当局と投資契約を結んだ(SKC提供)

三井化学と韓国化学大手SKCが折半出資する三井化学SKCポリウレタン(MCNS)は10日、ロシア・サンクトペテルブルクで自動車の断熱材などに使われるポリウレタンフォーム用原料の生産拠点を建設すると発表した。

ポリウレタンフォーム用原料を顧客の用途に合うよう調整しながら生産する「システムハウス」の建設に関して、サンクトペテルブルクの経済特区当局と投資契約を結んだ。

システムハウスの年産規模は1万5,000トンで、今年9月に着工し、2020年上期の竣工(しゅんこう)を目指す。MCNSは今年4月、同事業を手掛ける法人を現地で設立した。

合弁相手のSKCによると、ロシアはポリウレタンが多く使用される自動車や冷蔵庫の需要が非常に高い。特に、サンクトペテルブルクはトヨタ自動車や日産自動車、現代自動車など日韓の自動車メーカーが多く進出している。

MCNSのポリウレタンのシステムハウスは、米国やメキシコ、ポーランド、インドなどに次いで、世界で12カ所目となる。

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