【台湾】楽天メディカル、台湾オフィス設立[医薬](2019/06/04)
光免疫療法によるがん治療法の開発を進める楽天メディカル(米カリフォルニア州)はこのほど、楽天メディカルジャパンの台湾子会社「楽天メディカル台湾(台湾楽天医薬生技)」を設立したと発表した。台湾を足掛かりに、光免疫治療の国際共同第三相臨床試験(フェーズ3)の遂行と承認を目指す。
楽天メディカル台湾は5月15日、信義区松智路に設立した。資本金は500万台湾元(約1,700万円)。同社は「台湾をアジア展開の重要な足掛かりと位置付け、フェーズ3の確実な遂行と一日も早い承認を目指す」と説明した。
また楽天メディカルは、オランダのアムステルダムにもオフィスを新設。欧州の地域統括拠点として、ドイツに設けた開発・製造拠点などと連携を取りながら欧州事業の展開を進める考え。
同社の三木谷浩史・会長兼最高経営責任者は、「世界中の患者の元に治療法を届けるためには、ヨーロッパやアジアをはじめ各地域との連携が不可欠。一日も早く光免疫療法を届ける準備を地域の才能ある人々と共に進めていく」とコメントした。