【タイ】IKEAがネット通販開始、売上比率3%へ[商業](2019/05/27)

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スウェーデンの家具販売大手IKEA(イケア)は23日、タイでネット通販を正式に開始した。国内で3店舗を展開しており、ショールーム型店舗での体験を購買につなげるほか、店舗のない地方都市の需要も取り込む。タイ事業では、ネット通販を19年の売上高構成比3%にすることを目指す。

東南アジアでネット通販サイトを開設したのは、シンガポール、マレーシアに続いて3カ国目。通販サイトでは、家具のほか皿やキッチン用品などの生活雑貨も扱っている。24時間注文が可能で、1~3日で全国へ配送する。配送料は149バーツ(約510円)から。年内に1万7,000件の注文を受け、ネット通販を売上高比率の3%にすることを目指す。決済方法はクレジットとデビットカードが使える。

イケアはこれまでにタイではおよそ105億バーツを投じて、首都バンコク(イケア・バンナー)、バンコク北郊ノンタブリ県(イケア・バンヤイ)、南部プーケット県(イケア・プーケット)に店舗を開設。今年の総売上高は前年比2~3%増を見込んでいる。

通販サイトの正式な開設に先立って行った試験運用中(3月26日~5月14日)に、134万4,700件のアクセスがあり、4,900件の注文があった。1人当たりの購入額は7,000バーツで、店舗での購入額の2倍以上だった。注文が多かった地域は、バンコク、プーケット県、東部チョンブリ県、北部チェンマイ県、ノンタブリ県の順だった。

東南アジアでのイケアのネット通販は、シンガポールで2017年、マレーシアで18年に始まった。両国のネット通販の売上高比率はそれぞれ10%、5%を占めているという。イケア・バンヤイのトム・スッター・ストアマネジャーは声明で、「店舗での買い物体験をネット通販で補完することで、イケアのタイ事業を持続的に成長させる」とした。またイケアのタイ・シンガポール・フィリピン事業副リテールマネジャーのラシア・シャーロック氏は「店舗での買い物に近い体験がオンラインでできることを狙いとしている」と述べた。

イケアは今後、フィリピンで20年11月までにネット通販を始めるという。

イケアはタイで全国へ配送するネット通販を正式に開始した=23日、ノンタブリ県(NNA撮影)

イケアはタイで全国へ配送するネット通販を正式に開始した=23日、ノンタブリ県(NNA撮影)

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