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【カンボジア】小口金融LOLC、10日に社債上場[金融](2019/05/10)

スリランカ系マイクロファイナンス(小口金融)機関、ランカ・オリックス・リーシング・カンパニーLOLC(カンボジア)は10日、カンボジア証券取引所(CSX)に社債を上場する。起債額は800億リエル(約22億円)で、社債上場は国内2件目。株式の上場よりも手続きが容易な社債発行は、企業の資金調達手段として活用が広がりそうだ。

社債は固定金利型と外国為替連動型の2種類を現地通貨リエル建てで発行する。利回りは年8.0~9.0%で、償還期間は3年。証券会社ユアンタ・セキュリティーズ(カンボジア)が主幹事を務める。

カンボジアでは2018年に社債市場が立ち上がり、同年12月に小口金融大手ハッタ・カクセカー(HKL)が国内初の社債を発行し、CSXに上場した。公募期間中に応募が殺到し、1,200億リエルを起債して完売。注目度が高いことを示した。

カンボジア中央銀行は、資本増強や融資の金利上限設定など金融機関に対する規制を強化している。事業環境が厳しさを増す中、小口金融業者は社債発行で体力を維持し、事業を拡大する戦略に動いている。

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