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【台湾】総統戦世論調査、郭台銘氏の支持率が低迷[政治](2019/05/06)

台湾の独立などを目標に掲げるシンクタンク、財団法人台湾制憲基金会が3日に発表した2020年総統戦についての世論調査によると、最大野党・中国国民党の予備選への出馬を表明しているEMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手、鴻海精密工業の董事長である郭台銘氏の支持率は、与党・民主進歩党(民進党)の候補者や無所属の柯文哲台北市長を下回った。4日付中国時報などが伝えた。

台湾制憲基金会は国民党と民進党の候補者に加え、無所属の柯氏が立候補した場合の各組み合わせについて調査を実施。これによると、郭氏、民進党の蔡総統、柯氏が出馬した場合、それぞれの支持率は25.7%、27.6%、28.8%。民進党から頼清徳・前行政院長(首相)が出馬した場合は、郭氏23.1%、頼氏30.9%、柯氏27.5%となった。鴻海を世界最大手の企業に成長させた手腕から次期総統の有力候補とされていた郭氏だが、今回の調査では厳しい情勢がうかがえた。

一方、出馬が取り沙汰される国民党の韓国瑜高雄市長は依然、高い人気を誇る。韓氏、蔡氏、柯氏が対決した場合のそれぞれの支持率は35.4%、28.0%、23.4%。韓氏、頼氏、柯氏の対決でもそれぞれ34.0%、30.5%、23.7%となり、いずれの場合でも民進党の候補者と柯氏の支持率を上回った。

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