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【タイ】3月MPIは2.5%減、2カ月連続下落[経済](2019/05/02)

タイ工業省工業経済事務局(OIE)がこのほど発表したタイの2019年3月の製造業指数で、付加価値ベースの鉱工業生産指数(MPI、季節調整なし、速報値、2016年=100)は前年同月比2.54%下落の115.68となった。2カ月連続で前年同月割れとなった。

3月の付加価値ベースのMPIは、20業種(その他を除く)中5業種がプラスだった。20業種のうち、全体の寄与率が高い上位5業種の上昇率は、◇寄与率が16%の「食品」が4.19%下落◇同14%の「車両・トレーラー」が2.33%上昇◇同10%の「コークス・精製石油製品」が2.01%上昇◇同9%の「コンピューター・電子製品」が11.08%下落◇同9%の「ゴム・プラスチック製品」が4.48%下落――した。

1日付バンコクポストによると、MPIの下落についてOIEは、コンピューターや鉄鋼、ゴム製品の生産が下落したことが要因で、世界経済の減速が影響しているとした。

■3月の設備稼働率は74%

3月の設備稼働率(季節調整なし)は74.38%。前月から5.31ポイント上昇し、前年同月からは2.70ポイント下落した。

20業種のうち、寄与率が高い上位5業種では、「コークス・精製石油製品」(85.59%)が2カ月連続で下落したほかは、上昇した。「車両・トレーラー」(95.46%)は前月から7.32ポイント改善し、3カ月連続で上昇。「食品」(71.67%)、「ゴム・プラスチック製品」(52.56%)、「コンピューター・電子製品」(78.68%)はそれぞれ2カ月ぶりに上昇した。

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