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【韓国】検察、サムスンバイオ社員2人の逮捕状請求[医薬](2019/04/26)

韓国メディアは、韓国サムスングループのバイオ医薬品受託製造大手、サムスンバイオロジクスの粉飾決算を捜査中の韓国検察が25日、同社の製薬子会社サムスンバイオエピスの関係者2人を証拠隠滅の疑いがあるとして逮捕状を請求したと伝えた。

サムスンバイオロジクスは2015年に1兆9,000億ウォン(約1,900億円)の当期純利益を計上し、黒字転換した。サムスンバイオエピスを「従属会社」ではなく「関係会社」と見なして連結財務諸表から外し、株式の価値評価が上がったためで、韓国金融委員会傘下の証券先物委員会は昨年これを粉飾決算と認定。80億ウォンの課徴金や同社の代表取締役の辞任勧告などの制裁処分を下した。検察が今回逮捕状を請求した2人は、粉飾会計に関連した証拠を隠滅した疑いがもたれている。

サムスンバイオエピスの広報担当者はNNAの取材に対し、「寝耳に水。これから事実関係の把握に努める」と答えるなど驚きを隠せない様子だった。

一方、サムスンバイオロジクスは同委の決定を不服とし、行政訴訟を提起。行政裁判所は、万が一、故意性が認められなかった場合はサムスン側に取り返しのつかない損害が生じると判断し、制裁処分を一時保留すると年初に発表している。制裁処分は行政訴訟の結論が出るまで効力を失う。

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