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【台湾】ミシュランガイド台北版、今年は24店が星獲得[観光](2019/04/11)

世界的な著名なレストラン格付け本「ミシュランガイド」を発行するフランスのタイヤ大手ミシュランは10日、台湾で2回目となるミシュランガイド台北版の発表会を台北市内で開催した。掲載店は209店で、24店が星を獲得した。このうち、今年初めて3店が二つ星を、4店が一つ星をそれぞれ獲得。最高の三つ星レストランには昨年に続き、広東料理の「頤宮(ル・パレ)」が選出された。

ミシュランガイド国際責任者のグウェンダル・プレネック氏(左)と三つ星を獲得した広東料理の「頤宮」のシェフ=10日、台北(NNA撮影)

ミシュランガイド国際責任者のグウェンダル・プレネック氏(左)と三つ星を獲得した広東料理の「頤宮」のシェフ=10日、台北(NNA撮影)

三つ星を獲得した「頤宮」は、高級ホテル「君品酒店(パレ・デ・シン)」の最上階にあるレストラン。マカオ出身のメインシェフ、陳偉強氏が腕を振るう本場仕込みの広東料理が味わえる。

初めて二つ星を獲得した「鮨天本」は、ひのき造りのカウンター12席のみの寿司店で、食材はもちろん水にまでこだわっていることなどが評価された。

日本料理の「祥雲龍吟」は、昨年に引き続いて二つ星を獲得。料理長を務める稗田良平氏は、「今年もミシュランの星を獲得できてうれしい。日々の仕事を丁寧に積み重ねていくことを大事にしているが、とりわけ台湾では食材を提供してくれる生産者とのネットワーク作りにも力を入れている」とコメントした。

創作西洋料理の「Tairroir」と「RAW」は昨年の一つ星から昇格し、今年初めて二つ星を獲得した。

一つ星には、今年初めて4店が選出された。うち高級中華料理店の「台南担仔麺」は、豪華な洋風食器に盛られた新鮮な海鮮料理や、豚のそぼろ肉や海老がトッピングされた台湾を代表する麺料理「担仔麺」が絶賛された。そのほかには、創作料理の「Impromptu by Paul Lee」と「Logy」、台湾料理の「山海楼」が初めて星付きレストランに選ばれた。

ミシュランガイド国際責任者のグウェンダル・プレネック氏は、「台北の飲食文化の発展には驚かされる。特に若いシェフの才能が目立った。地元の食材を使った創作料理は、世界各地の美食家たちを引き付けていくだろう。また、『ビブグルマン』に選ばれたグルメも魅力的な台湾の食文化の一つだ」と評価した。

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