【香港】仮想銀の免許第1弾を発表、3社に発給[金融](2019/03/28)

香港金融管理局(HKMA)は27日、実店舗を持たずに個人や企業に全方位的な金融サービスを提供する銀行「仮想銀行(バーチャルバンク)」の第1弾ライセンスについて、3社に発給したと発表した。即日有効。取得した企業は6~9カ月以内にサービスを開始する見通し。

ライセンスを取得したのは、◇Livi VB(中国銀行系の中銀香港と中国本土インターネット通販大手の京東系の京東数科などによるコンソーシアム)◇SDデジタル・ソリューションズ(英系金融大手スタンダード・チャータード銀行と香港の通信・メディア大手PCCW傘下の香港電訊などによるコンソーシアム)◇衆安虚擬金融(本土のインターネット保険会社、衆安在線財産保険と不動産事業を主力とする香港の百仕達控股によるコンソーシアム)――。

HKMAの陳徳霖(ノーマン・チャン)総裁は、「仮想銀行による事業が香港のフィンテック(ITを活用した金融サービス)とイノベーションを促すだけではなく、顧客体験の向上にもつながる」と述べた。

今回のライセンス発給では、申請約20社のうち最終審査に8社が残り、ここから少なくとも5社に発給されるとの見方があったが、実際にはそれより少ない発給数となった。信報などによると、HKMAは多くのライセンスを発給したいとの姿勢だが、申請者の一部には提出資料に不備があったり、準備や関係部門とのやり取りに時間がかかってしまったりしたため、発給数が予想を下回ったとみられる。

HKMAはこのほか5社のライセンス発給に向けて審査、処理を進めている。

今回の発給により、香港でライセンスを持つ銀行の数は155行に増えた。

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