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【マレーシア】18年のハラル輸出、7.8%減の400億リンギ[経済](2019/03/18)

マレーシアのハラル開発公社(HDC)は、2018年通年のハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)製品の輸出額が前年比7.8%減の400億リンギ(約1兆936億円)だったことを明らかにした。パーム油製品の落ち込みが主因。16日付ニュー・ストレーツ・タイムズが伝えた。

輸出額を国・地域別に見ると、シンガポールが46億リンギで最多。以下、中国が45億リンギ、日本が25億リンギ、米国が24億リンギ、インドネシアが19億リンギで続いた。

HDCのハニソフィアン・アリアス副社長は輸出額の減少について、パーム油関連と産業向け化学製品の落ち込みが原因と説明。パーム油製品は前年比50%減の18億リンギ、産業向け化学製品は同36.5%減の3億5,777万リンギだった。化粧品・パーソナルケア用品を除く多くの分野で前年割れしたことを明らかにした。

同副社長は19年について、前年比5.0%の成長予測を掲げながらも、「パーム油価格の低迷が続くとの予測から、困難な年になる」と見通した。HDCは20年までにハラル製品の輸出額500億リンギを目標に掲げている。

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