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【中国】ミズノが上海企業に販売権、シェア拡大へ[商業](2019/03/15)

ミズノは14日までに、中国本土でのミズノ製品の販売権を上海美錦体育に付与したと明らかにした。ミズノはこれまで自社で販売を行っていたが、よりオペレーションの力のある中国現地企業に直営店の運営を移管にすることで、消費者市場の変化に対応し、シェア拡大を目指す。

今年1月に販売権を付与した。対象商品はランニング、サッカー、インドア、ライフスタイル関連の商品。現在北京や上海、広州など都市圏を中心に約90店置くミズノ直営店の運営を順次移管していく。また、アパレルやライフスタイルシューズといった分野に関しては、中国市場のニーズに応えるため、現地生産による商品供給体制を共同で進めていく予定という。

ニュースサイトの界面新聞によると、上海美錦体育は、香港上場で中国スポーツ用品大手の中国動向(集団)などが出資する企業。上海美錦体育の周力総経理は両社の中国事業の展開について、今後3年でランニング、サッカー、インドアスポーツの3分野の製品の拡販に力を入れる方針を示し、500店舗体制で市場をカバーすると説明した。

ミズノは中国市場について、世界第二位の経済大国であり、スポーツ市場も今後拡大が見込まれるとコメント。グローバルビジネスで重要な市場に位置付けており、特にランニングとサッカーの両分野を注視していると述べた。ミズノは上海に工場や営業事務所を開設している。

中国のスポーツ用品市場では、ナイキやアディダス、プーマなどの外資のほか、安踏体育用品(ANTA)や李寧、361度国際といった地場が大手となる。

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