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【フィリピン】FDI純流入、18年は4.4%減の98億ドル[経済](2019/03/12)

フィリピン中央銀行は11日、2018年の外国直接投資(FDI)の純流入額が98億200万米ドル(約1兆900億円)だったと発表した。収益の再投資を除く株式資本の純流入額が前年から33.3%落ち込んだことが響き、過去最高だった17年から4.4%減少した。

内訳は、株式資本の流入が前年比30.4%減の27億300万米ドル、流出が10.4%減の4億3,600万米ドルで、純流入額は前年の33億9,800万米ドルから22億6,700万米ドルに減少した。国内現地法人の収益の再投資は0.4%減の8億5,900万米ドル。親会社とフィリピン子会社間の融資などの負債性資本は11.3%増の66億7,600万米ドルだった。

株式資本の流入元は、シンガポール、米国、香港、日本、中国(本土)が上位を占めた。業種別では、製造、金融・保険、不動産、電気・ガス・蒸気・空調供給、芸術・娯楽・レクリエーションが中心だった。

18年12月単月のFDI純流入額は、前年同月比4.8%減の6億7,700万米ドルで、5カ月連続の前年割れとなった。株式資本は流入が51.8%減の1億6,100万米ドル、流出が29.3%増の2,900万米ドルとなり、純流入額は57.6%減の1億3,200万米ドルとなった。収益の再投資は6.9%減の6,100万米ドル。負債性資本は44.7%増の4億8,400万米ドルだった。

株式資本の流入は主に、タイ、米国、日本、シンガポール、オランダから。業種別では、金融・保険、電気・ガス・蒸気・空調供給、卸売り・小売り、製造、不動産への投資が目立った。

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